フラーレンについて

 フラーレンは、ダイヤモンドと同じ炭素の同素体(同一元素だけで構成される分子)で、C60、C70等炭素の数が異なる多面体の総称です。フラーレンC60の直径は0.7ナノメートル(ナノメートルは1メートルの10億分の1)で、非常に小さいサッカーボールのようなユニークな形をしています。



グラファイト、ダイヤモンド、フラーレン

 フラーレンは、グラファイトと同様にsp2炭素構造で構成されていますが、端のない閉じた縮合芳香環からなるユニークな、従来の化合物にはない化学的特性を有しています。フラーレンの電子はすべて非局在化しており、分子の周りに雲のように広がっています。この電子が、フリーラジカル・活性酸素と反応することで抗酸化力を発揮します。


安全性について

 フラーレンは、化粧品だけでなく、様々な産業で使用される可能性のある夢の原料であるため、世界各国の政府・研究機関がフラーレンの実用化研究と同時に安全性についても研究しています。弊社の化粧品用フラーレン原料では、以下の安全性試験を実施しました。



VC60社の技術

 我々はフラーレンの生体機能の一つである抗酸化作用に着目し、化粧品成分として利用できないだろうかと考えました。しかし、フラーレンは全く水に溶解しないため、そのまま化粧品に配合することは困難でした。弊社はフラーレンを水溶性高分子で包み込み、安定的に水に分散する技術を開発しました(特許番号第4326382号)。この技術を用いた製品が、2005年に発売された世界初のフラーレン化粧品原料Radical Sponge®(ラジカルスポンジ)です。2009年には、要望の多かった油剤にフラーレンを高濃度に溶解した化粧品原料として、LipoFullerene®(リポフラーレン)を発売しました。Radical Sponge®、LipoFullerene®により、水系、油系どちらの処方も容易になり、様々なタイプの化粧品へフラーレンを配合することが可能となりました。

 


フラーレンの効果論文リスト
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